[資料 No.20]

文献解説表

標題

シャンピニオンエキスの口臭成分メチルメルカプタンに対する消臭力試験(ガスクロマトグラフィー試験)


著者

株式会社リコム 研究室


掲載

社内資料


要旨

シャンピニオンエキスの口臭成分メチルメルカプタンに対する消臭力を調べるため、シャンピニオンエキス4ロットについて試験を行った。シャンピニオンエキス1mgを蒸留水99mLに溶解し中和した液6mLをバイアル瓶に入れゴム栓をした。バイアル瓶にメチルメルカプタンを6ppmとなるように入れ、20秒間攪拌した。攪拌直後、15分後及び30分後のガスをシリンジで1mL抜き取りガスクロマトグラフィーで測定した。その結果、測定した全てのロットで30分後にはメチルメルカプタン濃度が0ppmとなった。シャンピニオンエキスの各ロットのメチルメルカプタンに対する消臭力は問題ないと言える。


目的

シャンピニオンエキスのロットごとの消臭力を調べる。


具体的手法

シャンピニオンエキス1mgを蒸留水99mLに溶解し、中和した液6mLをバイアル瓶に入れゴム栓をする。バイアル瓶にメチルメルカプタンを6ppmとなるように入れ、20秒間攪拌する。攪拌直後、15分後及び30分後のガスをシリンジで1mL抜き取りガスクロマトグラフィーで測定する。


結果の要約

対象例数メチルメルカプタン初期濃度結果
シャンピニオンエキス
Lot.No.050204
Lot.No.050902
Lot.No.060114
Lot.No.060804
4例6ppmLot.No.050204では、メチルメルカプタン初期濃度6ppmが30分後に0ppmとなった。また、Lot.No.050902、060114及び060804では15分後に0ppmとなった。

対象

シャンピニオンエキス
Lot.No.050204
Lot.No.050902
Lot.No.060114
Lot.No.060804

例数

4例

メチルメルカプタン初期濃度

6ppm

結果

Lot.No.050204では、メチルメルカプタン初期濃度6ppmが30分後に0ppmとなった。また、Lot.No.050902、060114及び060804では15分後に0ppmとなった。


まとめ

測定した全てのロットで30分後にはメチルメルカプタンの濃度は0ppmとなった。シャンピニオンエキスの各ロットのメチルメルカプタンに対する消臭力は問題ないと言える。